生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | ローランド | |
村 | グラスゴー | |
作り手 | ベリー・ブラザーズ&ラッド | |
原材料 | 大麦,酵母,グレーン |
選び抜かれた樽を使うことで独特の商品のフレーバーとアロマが作られており、長い時間の熟成によって淡い色合いのウイスキーを作り出すことが可能になっています。経営者の一人であるフランシス・ベリーは、米国に向けたスコッチ・ウイスキーの開発を考え、禁酒法の時代が終わろうとしていた市場に、「新しいウイスキー」を送り込もうとしていました。彼の考えていたものは、過度のカラメル着色をしないライトタイプのウイスキーでした。それまでは、濃いカラメル着色が主流でしたが、スコッチ・ウイスキーとして初めて、淡い自然な色あいをもつ「カティサーク」が誕生します。ライトなスコッチの代表的存在として定評があり、味だけではなく色にまで及んでいます。
カティサークの誕生は1923年のロンドンのセント・ジェームズ通り3番地に生まれました。ワインとスピリッツの大手販売会社のベリー・ブラザーズ&ラッドのために造られたウイスキーです。現在もカティサークの所有者であるベリー・ブラザーズ&ラッド社は、ウイスキーを作るにあたり何か斬新なことを取り入れたいと考えました。そこで生み出されたのが、上質で個性溢れる淡い色合いのカティサークです。カティサークの名前の由来は、誕生当時、ちょうどロンドンに戻ってきた快速船「カティサーク号」から名づけられました。イギリスにおいて帆船は帝国時代の象徴であり、それらの中でも中国からお茶を運ぶティー・クリッパー・レースでカティサーク号は大活躍したそうです。この経歴がベリー・ブラザーズ&ラッド社が求めていた新しいウイスキーの性質とマッチしてカティサークと決まりました。
カティサークとは、ゲール語で「短いシャツ」の意味。1869年、この名をつけた新鋭帆船がスコットランドで進水し、東洋航路に就航して船脚の速さで名をあげました。カティサークはその名船の名をとり1923年に生まれ、ラベルにはその船の雄姿を描いて売り出されました。帆船はその後ほどなくして引退し、現在はロンドン郊外のグリニッチに記念物として永久保存されています。ブレンデッドウイスキーのひとつであるカティサークのモルトの調達、ブレンディング、ボトリングはグラスゴーのエドリントン・グループで行われています。ブレンデッドウイスキーは世界一有名であり、その中のひとつであるカティサークは20種類ものモルトをブレンドしています。多くはスペイサイドのグレンロセス蒸留所やマッカラン蒸留所から仕入れを行っています。カティサークの味の決め手となっているのは熟成とマリッジの構成です。
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