九州で醸造が盛んな焼酎。原料は芋、米、麦、黒糖（サトウキビ）などいろいろありますが、他に蕎麦、栗、じゃがいもなど多岐に渡ります。
酒税法では、焼酎は『アルコール含有物を単式蒸留機（ポット・スチル…１回きり蒸留する方法）で蒸溜したアルコール度数４５度以下、エキス分は２度未満の酒類で、ウィスキー類、スピリッツ類に該当しない物』と定められています。
蒸留回数が少ないので、アルコール以外の香味成分も抽出され、原料本来の味と香りを楽しむことができる、個性ある味わいが特徴です。
2004年に焼酎ブームが到来し、ピーク時は芋焼酎の原料となるサツマイモが鹿児島から消え、一部銘柄ではプレミアがつき、一本数万円といった値段が付けられるようになり、森伊蔵については偽物が出回る事件も起きました。