生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
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生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | スペイサイド | |
村 | バリンダロッホ | |
作り手 | ザ・グレンリベット蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
仕込み水はジョージーの湧水と呼ばれ、ミネラルに富み、ウイスキーの仕込み水では少ない硬水を使用しています。政府公認蒸留所第1号(1824年)として知られるグレンリヴェットは、スペイサイド・モルトの代名詞として、○○○・グレンリヴェットのように他の蒸留所にあやかった名前を多く使われる存在でした。「The Glenlivet」と定冠詞がついているのはオフィシャル・ボトルだけで、そのエレガントな味わいも、芳醇なスタイルを持つもう一方の雄「The Macallan」ザ・マッカランと対をなす存在感を示すものとなっています。1824年、ジョージ・スミス氏がアッパー・ドラミン農場に蒸溜所を創業します。グレンリベットとは、ゲール語で「静かなる谷」を意味します。蒸溜所は、スペイサイドの中でも少し奥まった標高約270mのブレイズ・オブ・グレンリベットの斜面にあります。創設者であるジョージ・スミスは、エディンバラでウイスキー商を営んでいたアンドリュー・アッシャーに原酒の供給を始めます。彼が1853年にこの原酒を使って造りだした「オールド・ヴァッテッド・グレンリベット」は世界で初めてのブランドとして知られています。
19世紀後半になると、ブレンドスコッチウイスキーの人気が高くなり、グレンリベット蒸留所のような原酒の需要が増大していきます。グレンリベットは2001年にフランスのワイン&スピリッツの大手であるペルノ・リカールに買収され、以後シングルモルトの商品の需要増に励み、現在ではグレンフィディックに匹敵する年間生産量1000万リットルまで引き上げました。
酒税がまだ未導入であった19世紀始めに、スペイサイドのグレンリベットでは密造酒作りが盛んに行われていました。当時のこの地では、ライセンスを持っていない非合法の蒸留所が2000以上もあったと言われています。アッパー・ドラミン農場を営んでいたジョージ・スミスも、農場の傍ら非合法の蒸留所で酒造作りをしていました。その後1824年、ライセンスを取得し、合法であるグレンリベット蒸留所を設立します。そのため、密造を続けていた周りの同業者の反感を買い、命を狙われるようになったジョージ・スミスは常に身の安全を守るため拳銃を2丁持ち歩いていたと言うエピソードがあります。
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