生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | フランス | |
格付け/生産者 | ||
地方 | ボルドー | |
地区 | ポムロール | |
村 | ポムロール | |
ブドウ品種 | カベルネフラン,メルロー |
その味わいは、ポムロールのワインの中で最もエキゾチックで華やか。絹のように柔らかな口当たりと官能的なボディ、熟したプラム、ラズベリー、燻したハーブ、桜の花のニュアンスが溢れ出し、極度に繊細なタンニンが全体を包み込んでいて、チョコレート、煙草、 花のような風味とともにクリーミーな味わいとなり口いっぱいに広がります。バランスは完璧。アフターは非常に長い。どちらかといえばサン・テミリオンを連想させる味わいになっています。ただ、個性的で魅力あるワインであることは間違いないのですが、トップクラスのクリュの持つ複雑さと深みに今ひとつ欠けるところがあるとも言われています。
1979年以前、ル・パンの畑はマダム・ルビーという夫人が所有しており、この畑で収穫されたブドウから造られるワインは、すべてポムロールのジェネリックワインとして売られていました。それをマダム亡き後にティエンポン家が購入。ファーストヴィンテージのリリースから一夜にして高騰したことから、“ポムロールの奇跡”“シンデレラワイン” と呼ばれています。ヴュー・シャトー・セルタンを所有するベルギー出身の酒商、ティエンポン家が隣接する小さな畑を1979年に購入。天才醸造家ミシェル・ロランの助言のもとに醸造を行い、少量生産のル・パンとして売り出しました。
シャトー・ル・パンは、マロラティック発酵をオークの新樽で行っているために、多大な労働力が必要になり、年間の生産量はわずか700~900ケースしかなく、非常に高額で取引されているボルドーワインの一つです。
ティエンポン家は畑を購入後、シャトー・ペトリュスと同様のスタイルを目指し、ワインの造り方を大きく変更しましたが、畑自体には肥料をわずかに加えたぐらいでほとんど手を入れてないということで、元々畑が持っていたポテンシャルはとても高かったことが伺えます。2haの畑にはカベルネ・フランも植えられており、スパイス程度に使われていますが、基本的にメルローのみから造られています。
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