生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | オークニー島 | |
村 | オークニー | |
作り手 | スキャパ蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
口当たりは軽く、バニラや蜂蜜を思わせる香りは日本人にも人気のシングルモルト。しっかりとした余韻を楽しむことができ、かすかに広がる潮の香りが特徴です。スキャパ14年はハイランド・パークの芳醇かつスモーキーさと比べると、優しい味わいで甘やかな香りが漂います。ドライフルーツとヒースがふんわりと香り、またかすかにスパイシーフレーバもあります。
スキャパ蒸留所は1885年にシェットランド諸島でもっとも大きな島であるメインランドで創業しました。創業時から1994年に一時操業停止となるまで、ほとんど止められることなく稼動されていました。3年後の1997年に操業が再開されましたが、それも継続的ではなく、隣接しているハイランド・パーク蒸留所の従業員を借りての季節限定での操業しかされませんでした。大方の見方はオークニーにはハイランド・パーク蒸留所1つで十分であると見られていたためと言われています。
ハイランド・パーク蒸留所があることで有名な北海に浮かぶ島、リングロ川沿いの崖の上に立つ小さな蒸溜所です。オークニーは古くからスコットランドの島の中でも農業が盛んな場所で、古くから大麦が栽培されていました。蒸留所の近くにはリングロ・バーンという小川が流れ、仕込み水にはピートがたくさん含まれるこの水を使用しています。スキャパはほとんどをバランタインのブレンド用に回して、オフィシャルボトルは存在しませんでした。スキャパ蒸留所は1918年の第1次世界大戦の際にスキャパ・フローに駐在していた英国海軍の兵舎として使用されていたエピソードがあります。ミルルームには兵士たちが作った階段も残されており、英国海軍の思い出の地として知られる蒸留所となっています。現在スキャパ蒸留所は2004年にアライド・ドメックに買収されシーバス・ブラザーズの傘下となっています。200万ポンドを超える出資を受けて無事操業を再開させることが出来ました。
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