ドン・ペリニヨン について

ドン・ペリニヨンは作柄の素晴らしい収穫年に栽培された葡萄のみを用います。したがってどのドン・ペリニヨンも最高のヴィンテージというわけです。中でもドン・ペリニヨンヴィンテージ1999は、セラーで7年間を過ごし、最高のコクと深みを引き出しました。厳しい評価で知られるル・クラスマンは「世界的に有名なあの至宝の極みドン・ペリニヨン」と評しています。最高級品として名の知れ渡った「ドン・ペリニヨン」は、繊細でシャルドネと奥深く力強いピノ・ノワールの絶妙な調和から生まれたもので確固としたスタイルを持っています。
ドンペリの名前の由来は、シャンパンのパイオニアとも呼ばれたドン・ピエール・ペリニヨンからきています。彼は１６３９年に生まれて１９歳のときにヴェネディクト派の修道士になりました。２９歳から修道院で暮らすようになり、そこで酒庫係をしていました。そこから長い生涯をシャンパン造りに捧げたそうです。彼の功績は、ワインをブレンドすることとコルクを使用することで、偶然起こる泡をボトルに閉じ込めたことです。彼は、晩年盲目であったとされますが、証拠はないそうです。しかし、盲目であったからこそ嗅覚や味覚が鋭くより良いシャンパン造りに繋がったのかもしれません。ドン・ピエール・ペリニヨンの死後、一生を捧げた修道院とブドウ畑はモエ・エ・シャンドン社の所有になりました。そして商標権を獲得し、１９２１年にヴィンテージ、１９３６年に「ドン・ペリニヨン」をリリースしたのがドンペリの誕生秘話となっています。