生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | アイラ島 | |
村 | ブルイックラディ | |
作り手 | ブルイックラディ蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
蒸留所背後の丘の上にある泉から引く仕込み水は、アイラの他の蒸留所の水に比べてピート香も少なく、さらにスチルの首が極端に細く長いことから、アイラモルトの中では比較的軽めでドライ、クリーンなモルトに仕上がっています。口当たりは柔らかくラム・レーズンのような独特の風味があり、なおかつアイラ・モルトの特徴の潮や海藻の香りもしっかりとあり、ブルイックラディはモルト作りにおいて、徹底した伝統的なスタイルをかたくなに守っている数少ない蒸留所です。木の床はもちろん、ポットスチルも操業当時からの物をそのまま使用し、釜が付いていないオープンスタイルのマッシュタンは100年前の鋳鉄製。アイラ・モルトの中でもっとも香り豊かな食前酒です。
ブルイックラディ蒸留所は1881年、アイラ島のインダール湖の傍で設立しました。創業者はロバート、ウィリアム、ジョン・ゴーレイ・ハーヴェイ兄弟です。スコットランドで当時最大の蒸留所として知れ渡っていたダンダスヒルもこの3人が経営していました。ブルイックラディ蒸留所は古い蒸留所とは違い、水の浸透を防ぐのと断熱効果も優れている中空壁と専用のボイラーがありました。しかし順調であった操業も1929~1937年に生産停止に陥り、以降も数回にわたり蒸留所の閉鎖を繰り返します。その後1970年代にホワイト&マッカイに買収されましたが、1994年に再び閉鎖され、2000年にインディペンデントボトラーのマーレイ・マクダヴィットなどの合併企業が再び買収し、操業を再開しました。
1960年以前は、スコットランドのほとんどの蒸留所がそうであったように、アイラ島にあるウイスキー蒸留所も歴史的にピートをふんだんに使用したウイスキー造りが主流でした。しかし、60年代に入るとブルイックラディはそのスタイルを変え、現在世界中で愛されているピートをほとんど焚かないブルイックラディへと生まれ変わりました。ウイスキー作りにテクノロジーの使用はなく、古くからの製法が守られており、アイラ島で収穫された大麦を使用しボトリングまでの工程を一貫して維持し続けています。このボトリングが開始されたのが2003年からでアイラ島では初めてのことでした。新たにリニューアルされたブルイックラディのラベルには、オーシャン・ブルーの色合いで蒸溜所周辺の海辺の岩礁を思い浮かべることができます。
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