生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | ハイランド | |
村 | アバティーン | |
作り手 | シーバス・ブラザーズ | |
原材料 | 大麦、グレーン,酵母 |
シーバス・ブラザーズは希少な熟成ウイスキーを大量に貯蔵していることで知られており、それらをロイヤル・サルート・シリーズのキーモルトとして使用しています。ローヤル・サルート21年には、ボトルにも王室の品格が求められ、18世紀後半頃に高価で稀少な酒を入れる容器として使用されていた「フラゴン」と呼ばれる陶製容器をモデルに、英国の名門ウェイド社の職人に命じてつくらせました。ボトルの3色は、英国王が戴く王冠を彩るサファイア、ルビー、エメラルドを表現しています。まさにプレミアムスコッチの最高峰と呼ぶにふさわしいウイスキーです。シーバス・ブラザーズ社は1801年、スコットランドのハイランド地方北部東の町アバティーンにシーバス兄弟により創業しました。スペイサイド地方に10の蒸留所を所有し、これらの蒸留所のモルトを中核に優れた酒を生み出し続けていましたが、現在稼動している蒸留所は5箇所のみとなりました。
(2003年からはペルノ・リカール社の傘下となっています。)シーグラム社の酒齢を重視する傾向は、アジア諸国の市場で顕著に現れているようです。それにより、韓国や台湾、ベトナムなどで市場の拡大に成功しているのは当然の結果と見ていいかもしれません。そして免税店もロイヤル・サルートを展開する場として大いに活躍しています。
ローヤル・サルートは、1953年、現英国女王エリザベス二世の戴冠式を祝して造られた特別なウイスキーです。世界初のスーパープレミアムウイスキーと呼ばれており、現在も21年以上のカテゴリーで販売売り上げ首位をキープしています。ローヤル・サルートとは、英国海軍が王室に敬意を表して撃ち鳴らす皇礼砲のことを示します。空砲を21回鳴らすことから、シーバス・ブラザーズ社では、熟成年数「21」にこだわり、熟成21年以上の原酒だけがブレンドされています。この長い歳月に耐えうる原酒は極めて希少で、熟成期間中は毎年約2%が、「天使の分け前」として天に昇ります。
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