生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | ハイランド | |
村 | ブローラ | |
作り手 | クライヌリッシュ蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
クライヌリッシュは昔から銘酒と言われており、飲みやすくて深みがあり、海草のような香りがあってオイリー。
非常にバランスがとれた食前食後を問わないオールラウンド・モルトウイスキーで、通好みの熱烈なファンが多いことでも人気が高いです。伝統的にスペイサイドモルトの「グレンリベット」と並び称される銘酒で、かつては供給が追い付かないほどの人気を誇っていました。クライヌリッシュは、「本土のモルトの中で最も海岸の味わいを持つもの」とも表現されるシングルモルトです。
1819年にスタッフォード公爵がクライヌリッシュ蒸留所を創業し、1967年に新しい蒸留所が建設された時に古い建物を「ブローラ」、新しいほうを「クライヌリッシュ」と名付けました。ブローラは、黒ラベルなどのブレンデッドウイスキー向けにアイラスタイルモルトを提供してきましたが、1983年5月に操業停止されました。クライヌリッシュ蒸溜所とブローラ蒸溜所の物は、基本的な味わいは変わらずに作られていて、製造過程もほぼ同じでした。仕込み水も変わらず、クラインミルトン川から採取しています。蒸留所はスコットランド本土の北に向かって伸びる海岸沿い、ゴルフとサーモン・フィッシングで有名なリゾート地のブローラという村にあり、ハイランドの中でもアイランズ的な特徴を持っています。
クライヌリッシュが売り出された当初、このウイスキーの評価はとても高く、長きに渡って常連客にのみ販売しかされていませんでした。商売用に大量の購入は出来なかったそうです。1886年、作家のアルフレッド・バーナードはこのクライヌリッシュについて作中で「いつでも、スコッチウイスキーの中で一番値段が高かった」と言っています。しかし、その名声もわずか50年後不況により蒸留所の閉鎖されてしまいました。その後、1938年に再び蒸留所は稼動しましたが、1941年第二次世界大戦で大麦の供給がストップしてしまったため、再び閉鎖されると言うエピソードがありました。現在、クライヌリッシュは、スコットランド最北の地で製造されているハイランドモルトのひとつです。
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