生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | スペイサイド | |
村 | マリシャー | |
作り手 | グレンエルギン蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
香りが爽やかでソフトな口あたりは、女性にも抵抗なく受け入れられそうです。自然豊かな渓谷に囲まれたスペイサイドに蒸留所があります。グレンエルギンはゲール語で「小アイルランドの谷」の意味で、スペイサイドでは19世紀に建てられた最後の蒸留所です。蒸留所は環境にも恵まれており、グレン川の豊富な水を動力源にしていたため、1950年まで電力が必要ありませんでした。仕込み水はミズビュイズ湖付近の泉の水を利用しています。
評論家の評価が高く、元々ホワイトホースの核となる原酒として造られていましたが、後にシングルモルトとして販売されるようになりました。グレンエルギン蒸留所の設立は1898年のことでした。創業者はジェームズ・カールとウィリアム・シンプソンでスペイサイドモルトに対抗するブレンダーからの要望を受けて創業しました。
スペイサイドで蒸留所が創設したのは60年ぶりのことでしたが、創業したもののわずか2年でウイスキーブームが去り、蒸留所は長い低迷の期間に入ってしまいました。創業から30年間の間には創業者も度々入れ替わり、閉鎖と再稼動が繰り返し行われ、1930年からは現在の所有者であるディアジオの傘下に入りました。1960年代になり2基から6基に蒸留器は増えましたが、古いワームタブはニューメイクにボディと重厚さを与える貴重な施設として現在にも残されています。
グレンエルギン蒸留所が建設されている途中段階より、ウイスキー業界には不況の影が差してきます。設計者である高名な建築家チャールズ・ドイグは、「グレンエルギン建設後50年間はスペイサイドに新たな蒸留所が建設されないだろう」と予言しました。しかしこの予言ですら結果的には楽観的なものであり、実際に次のトーモア蒸留所が建設されたのは実に60年も後のことだったのです。グレンエルギン蒸留所は創設後100年間ほぼ変わることなく伝統を守り続け操業をしてきました。しかし1930年にスコティッシュ・モルト・ディスティラーズ社の傘下に入ってからは、有名なホワイトホースブレンドウイスキーの原酒として使用されるようになっていったのです。
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