生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | フランス | |
格付け/生産者 | メドック 1級 | |
地方 | ボルドー | |
地区 | メドック | |
村 | マルゴー | |
ブドウ品種 | カベルネソーヴィニヨン,メルロー,カベルネフラン,プティヴェルド |
ワイン造りに費用を惜しんだことは一切ないことに誇りを持つマルゴー。なめらかな口あたりと繊細さは、女性的で上品なワインとして多くの人に親しまれています。美しい白亜のシャトー、エレガントな味わいから、高貴なる『ボルドーの女王』と呼ばれ、1990年はパーカーポイント奇跡の100点を獲得しています。シャトー・マルゴーの年間の生産量は、約35万本で、セカンドラベルは「パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー」。ソーヴィニヨン・ブランから造られる辛口の白「パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー」も年間約4万本生産されています。1980年代のボルドー全体で作られたシャトーの中で最も評判が良かったのはマルゴーと言われています。豪華な豊かさ、そして熟したブラックカラント、スパイシーなオークの香り、スミレなどの多面的なブーケを持つスタイルは今も昔も人々を魅了し続けています。
マルゴーの名を「グラン・ヴァン(偉大なワイン)」と言わせることに成功したのは、17世紀に赤ブドウと白ブドウの樹を区別し、赤ワインは赤ブドウから、白ワインは白ブドウからのみ造ることにしたことからです。シャトー・マルゴーは、18世紀の頭から、オーブリオンに続き、英国市場に参入し始めその名を響き渡らせました。オーブリオンの所有者の娘であるテレーズ・ド・ポンタックとマルゴーの所有者ジャン・ドニ・ドレードが婚姻関係にあったため、スムーズに市場に参入できたようです。歴史に名を残す愛好家も多く、ルイ15世の寵姫マダム・デュ・バリや、 マルクス主義で知られるエンゲルスが「あなたにとって幸福とは?」と聞かれ、「シャトー・マルゴー1848年」と答えたというエピソードもあるくらいです。文豪ヘミングウエイが愛したワインとしても有名で、彼の孫にこのワインの名前をつけたそうです。
シャトー・マルゴーは、ジロンド県の県庁所在地ボルドーの北方、メドック地区マルゴー村にあります。シャトー・パルメのすぐ北にある高貴な館のある華麗なシャトーです。マルゴー村はガロンヌ川河口部エスチュアリーの左岸に位置する、ワイン生産の好適地です。シャトーは262ヘクタールの敷地を有し、うちAOC認定の赤ワイン用ブドウの畑は、87ヘクタールです。白ワイン用ブドウの畑も、12ヘクタールあり、ソーヴィニヨン・ブランが栽培されています。
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