生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | フランス | |
格付け/生産者 | ||
地方 | ブルゴーニュ | |
地区 | コード・ド・ニュイ | |
村 | ジュヴレ・シャンベルタン | |
ブドウ品種 | ピノ・ノワール |
完熟ブドウの収穫はもちろんのこと、厳しく選別した果実を除梗した後、一週間に及ぶ低温のマセラシオン発酵を行います。培養酵母の使用と補酸は決して行わずに、その後は瓶詰め直前まで澱引きせず樽熟成されますが、新樽比率が高いこともシャルロパンの特徴として挙げられます。若いうちは樽香が強く感じられますが熟成を経てワインのアロマと溶け込み、洗練された奥行きのある味わいに変化していきます。果実味とアロマに溢れ、精妙なフィネスを備えた 確固たるシャルロパンのスタイルはブルゴーニュの最高峰の一つといえるでしょう。
マルサネ、フィサン、ジュヴレ・シャンベルタン、モレ・サン・ドニ、シャンボル・ミュジニー、ヴォーヌ・ロマネに17haの畑を持ちシャンベルタン、ボンヌ・マール、エシェゾー等の全部で8つのグランクリュを醸造しているのです。赤のイメージが強いシャルロパンですが、2007年からはシャブリもリリースしています。現在はフィリップの息子、ヤン・シャルロパンが白ワインを担当し、親子でドメーヌを営んでいます。シャルロパンはコート・ド・ニュイにおけるモダンなワイン造りの先駆者であります。 1956年生まれのフィリップ・シャルロパンは、22歳のときに父アンドレから2ha弱の畑とドメーヌを引き継ぎ、ワインを造り始めました。
フィリップ ・シャルロパンは、あの『ピノ・ノワールの神様』と呼ばれるアンリ・ジャイエから指導を受けていた弟子の一人で、ジャイエから愛弟子として可愛がられていたと言われています。当初、ワイン造りの途中でアンリ・ジャイエのアドバイスを常に聞きながらワインを造っていましたが、いつしかアドバイスを聞かずに出来上がったワインをただ持っていくようになったそうです。シャルロパンのモットーはあくまでも自然なワイン造りです。 ブドウの栽培には除草剤と化学肥料は使わずに、殺虫剤の代りにフェロモンカプセルを用いるリュット・レゾネ(減農薬農法)を取り入れました。葡萄の樹齢は極めて高く、エシェゾーにいたっては樹齢70年にも及びます。
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