生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | ハイランド | |
村 | ブローラ | |
作り手 | ブローラ蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
ブローラで作られていたウイスキーはハイランドの中で最もピート香が強いモルトのひとつです。潮っぽくてコクがあり、北ハイランドとアイラの個性を合わせ持つ魅力的なモルト。オイリーでスモーキーな風味が特徴です。閉鎖蒸留所という希少性も加わってブローラは大変人気が高い逸品です。ブローラ蒸留所は操業わずか14年間で閉鎖されています。ブローラ蒸留所がクラインリッシュという名で操業していた当時、スペイサイドのザ・グレンリベットと同じくらい人気があり、その名声は各地に知れ渡っていて操業が間に合わないと言うエピソードまでありました。この2つの蒸留所は製法が異なり、ブローラがフェノール値30~35ppmのピーテッド麦芽を原料としているのに対し、クラインリッシュはノンピート麦芽で仕込まれています。
ブローラ蒸留所は海岸線に位置しており、ハイランドの中でもアイランズ的な特徴を持つ蒸留所と言われています。クライヌリッシュ蒸留所が1819年に創業し、1967年に新しい蒸留所を建設。その時に「クライヌリッシュ」と名付けられ、古い方を1969年に「ブローラ」と改名し、1983年5月に操業停止されました。水源もクラインミルトン川から採取しており、仕込みの方法も同じであると言われる2つの蒸留所。しかし、1970年代前半にかけブローラでは、特にピートの強い麦芽を使用していました。
ブローラはクライヌリッシュ蒸留所の隣にあり、本土の北に向かって伸びる海岸沿い、ゴルフとサーモン・フィッシングで有名なリゾート地のブローラという村に位置します。このウイスキーの名声が知れ渡っていたのとは裏腹に、この地の創業者、スタッフォード伯爵の名前は悪名として知れ渡っていました。彼は、牧場として広い土地が必要だったためにその土地に住んでいた2万人近い人々を無理やり追い出したそうです。評判高いウイスキーのブローラですが、操業が14年しかなかったためにいつ品薄になるか分からない一品です。
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