生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
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生産国 | フランス | |
地方 | シャンパーニュ | |
地区 | ランス | |
ブドウ品種 | ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエ |
ランソンは英国王室御用達のシャンパンで有名です。厳かなブラック・ラベルは生産量が最も多いモデルとなっており、マロラクティック発酵をしないランソンのブラック・ラベルは非常に酸味の強い切れ味鋭いシャンパンです。ランソンは100年以上も前のヴィクトリア女王の時代から王室御用達になっており、現在ではスウェーデンやスペインの王室にも献上しています。ランソンは過去、幾度も大企業の傘下に入りましたが、伝統やスタイルは創業当事から変わっていないそうです。2007年7月からはメルシャンカブシキカイシャの取り扱いとなっています。ちなみにこのランソン、日本では2009年3月にWBCで侍ジャパンが優勝したときのシャンパンファイトでも使用されたエピソードが残っています。
創業は1760年で、行政長官を務めていたフランソワ・ドゥラモットが「ドゥラモット・シャンパン・ハウス」を設立したのが前身でした。ランスのコルクに描かれている十字架の紋章は、1798年にドゥラモットから事業を継承した息子のニコラ・ルイが聖マルタ騎士団の騎士だったことに由来しています。ニコラは1828年にジャン・バプティスト・ランソンをビジネス・パートナーに迎えました。その後ニコラが1837年に亡くなったのを機に、ジャン・バプティスト・ランソンは社名をランソンに変更しました。
英国王室に愛されるランソンは歴史のあるシャンパン・メゾンです。ランソンは創業年がリュイナール、モエ・エ・シャンドンに次いで3番目になるという古い歴史を持つシャンパン・メーカーです。創業者の息子である2代目が騎士団出身ということで、シャンパンのボトルには十字架の柄が印されており、当時の騎士団は21世紀の今なお存在しています。ランソンのブラック・ラベルは恐らくモエ・エ・シャンドンのブリュット・アンペリアルと並んで最もお買い得で手に入りやすいシャンパンです。
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