生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | スペイサイド | |
村 | マリシャー | |
作り手 | ロングモーン蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
仕込み水は、ミルビュイズの泉の水を使用しており、フレーバーに麦芽っぽさとフルーティさを持ち、バニラやレーズン、ラム酒のような華やかな香りで、味はドライでスパイシーです。食前酒には最高のモルトウイスキーです。ロングモーンとは、ゲール語で「聖人の場所」を意味し、蒸留所が建てられた場所にはチャペルがあったといわれ、語源となっています。蒸留所はエルギンからロセスに至る道のそばに位置します。一般的な知名度は低いですが、ブレンダーの間からは昔からマッカランやグレンファークラスとならぶトップ・ドレッシングの一つとして知られ、最も偉大なスペイサイドモルトとして高く評価されています。ロングモーン蒸留所は、1893年にグレンロッシーの創業者として知られるジョン・ダフ氏が52歳のときにジョージ・トムソン、チャールズ・シレスとともに設立しました。蒸留所には蒸留器4基が導入され、およそ2万ポンドをかけて建設されました。ダフはその後トムソンとシレスからすべての経営権を買い取り、ロングモーン蒸留所の隣に新たな蒸留所であるベンリアックを設立しました。しかし、創業以来常に稼動し続けているロングモーン蒸留所とは違い、ベンリアック蒸留所は度重なる経営難に陥り何度も閉鎖、再稼動を繰り返してきました。その違いは、ロングモーンの花の香り漂うスペイサイドモルトが、ブレンダーの評価につながったと言えるのでしょう。
ロングモーン蒸留所は、ニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝氏も修行に訪れた蒸留所のひとつとして知られています。ロングモーン蒸留所は、グレンリベッドとグレン・グラントと1970年に提携を結びました。これが20世紀末に起こされるシーグラム社の母体となったのです。ロングモーンは1994年に、シーグラムの「ヘリテージ・コレクション」からオフィシャルボトルを販売しています。その後2000年に飲料メーカー大手であるペルノ・リカールのウイスキー部門であるシーバス・ブラザーズの傘下となりました。シーバスはロングモーン15年に変わる16年物を販売しており、スーパープレミアムモルトとして位置づけられるように力を入れています。
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