生産情報 | 地域 | 東アジア |
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生産国 | 日本 | |
国内地域 | 中国 | |
地方 | 山口 | |
地区 | 岩国市 | |
メーカー | 旭酒造株式会社 | |
原材料 | 山田錦 |
『獺祭』は昭和23年(1948年)創業の、山口県に蔵元を構える吟醸蔵として名高い酒造です。酔う為、売る為のお酒ではなく、「生活の道具の一つとして楽しめる酒」を目指しています。その結果、蔵内の平均精白は41%。出荷量の9割以上が精白50%以下の吟醸・純米吟醸というこだわりがあります。全国の純米吟醸の総出荷量の1%以上が、この「獺祭」銘柄なのです。獺祭の名前の由来は、獺祭を造っている蔵元である旭酒造株式会社の所在地である獺越という地名から、一文字取って命名されました。獺祭の言葉の意味は、獺が捕まえた魚を陸にずらりと並べた様子が、まるで祭りのように見える、ということを指します。『獺祭』は杜氏を置かず、やる気とセンスのある若い社員がすべての造りを行っているところが、注目ポイントです。古いしきたりにとらわれずに、蔵全体が「旨い酒造り」を行うという発想から、社員が造りを行っています。『獺祭』銘柄の中には、「獺祭 純米大吟醸 遠心分離 磨き三割九分」という銘柄があり、遠心分離機を導入した日本で初めての蔵元でもあります。この遠心分離機は、出来立ての味のお酒と同じ、鮮度の高いお酒をお客さまの手元に届けるべく開発されたものです。上槽された時のお酒量が通常のお酒40%しかないため、生産数量も極わずかな為、コストもかなりかかり数に限りはあります。この機械を使用することで、純米吟醸のもろみ本来が持つ香りやふくらみなどの美点が崩れることなく、お酒に表現することが出来るのが特有のポイントです。
獺祭は、「ワイングラスで飲んでもらう」ことを推奨されています。グラスに注がれた酒は、飲んでいるうちに少しずつ温度が上がってくるので、その味わいの変化を楽しんでもらいたいそうです。冷たいままぐいぐい飲んでしまうにはもったいないお酒。この明確な「獺祭」流コンセプトのおかげか、いまや人気は国内に留まらず、ニューヨーク、パリ、モナコ、ハワイ、香港、マカオ、台湾など、世界にも出荷数が伸びています。海外進出成功の理由は、推奨されている味わい方や飲ませ方の提案ポイントのほかに、獺祭の銘柄の呼び名が外国の方たちにも発音しやすいところも、親しみやすく人気に一役かっているようです。そして、国内での実績として『獺祭磨き二割三部』が、JAL国際線ファーストクラスに採用されています。また、ヨーロッパでもっとも権威ある食品コンクールとされるモンド・セレクションにおいて3年連続最高金賞受賞という高功績をおさめています。
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