生産情報 | 地域 | 東アジア |
---|---|---|
生産国 | 日本 | |
地方 | 北海道,宮城 | |
地区 | 余市郡,仙台市 | |
村 | 余市町,青葉区 | |
作り手 | 余市蒸留所,宮城峡蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母,グレーン |
ニッカウヰスキーは、近年では2001年に、116番目のウヰスキー蒸留所として余市モルトが認定され「世界最高のモルト」として賞賛されました。「鶴」は、そのウイスキーへの情熱の集大成なのです。北の自然環境の中で長い間熟成させた、モルトウイスキーの重厚で上品な風味、そして円熟したまろやかさを味わえます。鶴17年のボトルは、鶴のように優美なデザインになっています。キャップには鶴の絵が描かれており、凛とした気高さを表現しています。その他にも少ない力で開けられるようになっているキャップや、置く棚を選ばないボトルサイズ、持ちやすくなったボトルシェイプなど、消費者のことが考えられた作りになっています。広島の造り酒屋に生まれ、ニッカウヰスキーの創業者であり、『日本のウイスキーの父』と呼ばれている竹鶴政孝氏。ウイスキーの製造者であり技術者です。そして会社経営者。ウイスキーの飲み方にも、時間をかけてゆっくりと、楽しみはできるだけ長くというのが、竹鶴氏の最も大切なこだわりです。「スコッチに匹敵するウイスキーを日本でつくりたい」。竹鶴氏は絶えず本場スコットランドのスコッチウイスキーを目標に、仕事に取り組んできました。
英国のヒューム副首相が来日した際には、「50年前、頭の良い日本の青年がやってきて、1本の万年筆とノートだけで、英国のドル箱製品であるウイスキー造りの秘密を盗んで行った。」と池田首相に話し、竹鶴氏とニッカウヰスキーの品質を認めていました。
宮城峡蒸留所の住所は「宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地」です。しかし宮城峡蒸留所が建設される以前の住所は違いました。宮城県宮城郡宮城町大字作並字戸崎原上~と大変長いものだったそうです。それがなぜ簡素なものに変わったのかと言うと、蒸留所建設の記念に知事からの贈り物として現在の住所がプレゼントされたと言います。当事の宮城町長であった庄子長吉氏が竹鶴氏と会談した際に「ニッカの宮城県進出を記念して何かプレゼントしたい」と申し入れました。「それならば番地名をニッカに」と竹鶴氏が言うとそれを快諾したそうです。地元民への理解を得るのに大変苦労されたそうです。
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