生産情報 | 地域 | 北アメリカ |
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生産国 | アメリカ | |
地方 | ケンタッキー | |
地区 | ローレンスバーグ | |
村 | ボンズミル・ロード | |
作り手 | フォアローゼズ蒸留所 | |
原材料 | とうもろこし,ライ麦,酵母 |
上品な甘さとコクがあり、口に含んだときは木の香りが漂い、それから柑橘系、チョコレートの香りへと変化します。ストレート、ロック、ソーダ割りやミントリキュールを用いたカクテルなど、様々に楽しむことができます。1872年、ユダヤ系移民であったアイザック・ウォルフ・バーンハイムは、弟と共にケンタッキー州にてウイスキーを樽売りする会社「バーンハイム兄弟商会」を設立しました。最初は、それまで貯めた1200ドルを投じてウイスキー1樽を購入し、馬の背中に乗せて広大な範囲を売り歩きました。粗悪なバーボンが一般的だった当時、彼らの売る高級なバーボンは好評を得ることになり、その後1897年に、弟の協力を得てケンタッキー州でバーンハイム蒸留を創業しました。I.W.ハーパーは後に世界中に名を知られたベストセラーウイスキーとなり、19世紀末から20世紀にかけてバーボン業界で大きな役割を果たしたウイスキーです。I.W.ハーパーは、ウイスキーは樽売りが主流であった時代に、いち早く透明のボトルを採用しました。透明のボトルにしたのは、顧客に目で品質と状態を確認してもらおうという品質を重視したためと言われています。アメリカのバーボン・ウィスキーですが、原料のトウモロコシは含有率51%以上と法律で定められており、I.W.ハーパーの含有率は、この規定を大きく上回る86%となっており、その高い割合がスムーズな味を生み出しています。
ルパン三世の次元大介が愛飲するウイスキーがこのI.W.ハーパーです。I.W.ハーパーは1950年代に、広告塔として「籐のステッキを持ったシルクハットの紳士」が登場し、都会的で洗練されたイメージを今日まで引き継いでいます。創業者であるアイザック・ウルフの頭文字で、「ハーパー」の由来については、いくつかの説があります。ハーパーはアメリカらしい名前にするために、当時有名なダービー馬を所有し、彼自身も有名であったブリーダーの名前からつけられたという説や、彼の親友であったフランク・ハーパーから取られているという説もあります。
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