生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | スペイサイド | |
村 | マリシャー | |
作り手 | クラガンモア蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母,グレーン |
裏ラベルのパーの肖像は巨匠ルーベンスが描いており、オールドパーはピート香が十分にのり、深い味わいをもっているスコッチの名品です。12年は厚いボディの中にスモーキーな香味がバランス良く溶け込み、オールドパーは、誰もが認める人気のウイスキーです。オールドパーの原酒は19世紀後半の創業以来、わずか数名の職人の手によって造られてきました。明治時代からわが国に多くのファンを持つデラックス・スコッチで、スペイサイドのクラガンモア蒸留所のモルトを主体にブレンドしています。酒名は152歳(1483年~1635年)まで長生きしたと言われている農夫トーマス・パーに由来し、「時代がどんなに変わろうとも変わらぬ品質を約束する」と名づけられたものです。オールドパーのブランドがこの世に誕生したのは、1871年、大手ブレンダーのグリーンリース・ブラザーズ社が同社のデラックスウイスキーにトーマス・パーの愛称を拝借したことで生まれました。現在オールドパーの所有者はウイスキー業界最大手のディアジオ社であり、日本や、メキシコ、コロンビア、ベネズエラなどで市場の拡大に成功しました。昔ながらの角張った茶色いボトルを使用しており、伝統を受け継いだその姿は多くのウイスキーファンを魅力し続けています。また、「フォーシーズン」という限定シリーズも市場に送り出しており、その中でもさらにオールドパー・オータムは少量生産のレアものとなっています。
1483年~1635年まで152年と言う長き年月を生きたトーマス・パーの愛称はウイスキーの名前となった「オールドパー」でした。彼の最後のメッセージは「節度を保って頭を冷やし、運動で足を温めよ。早寝早起きを心がけよ。成長したければ目を見開き、口は閉じていよ」と、ウエストミンスター寺院の一角にある、偉人や文人の墓の中にあるオールドパーの墓に刻まれています。オールドパー18年は、2007年最優秀ウイスキー賞をあるガイドブックの中で受賞しました。キーモルトの原酒には昔から変わらずクラガンモアが使用されています。
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