生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | スペイサイド | |
村 | バリンダロッホ | |
作り手 | クラガンモア蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
香りが豊かでコクがあり、飲み口の柔らかなスペイサイドモルトを代表するウイスキーです。ラベルにはCRAGGANMOREという名前の背景に蒸留所と機関車が描かれています。洗練さと複雑さを兼ね備え、ブレンダーの間でもかなり人気があるクラガンモア。その誕生については、この蒸留所が持つスピリッツスチルの特殊な形状を抜きに語ることはできません。クラガンモアを創業させたジョン・スミスの父、ジョージ・スミスは、もともとウイスキーの密造をしていたそうです。しかし、その卓越した技術から正規の蒸留所で技術指導まで行うようになりました。その後、子供のジョン・スミスは「グレンファークラス」や「マッカラン」「グレンリベッド」などで修行し経験をつんだ後に、クラガンモア蒸留所を創業させたそうです。
1869年、蒸留家のジョン・スミスによって創業され、創業当時からクラガンモアは高く評価されていました。クラガンモアとはゲール語で「突き出た大岩のある丘」と言う意味です。仕込みの水は、クラガン川を使用していて、この川はクラガンモア蒸留所の動力源として長く活用されています。原材料になる大麦の畑や、ピートの採掘場も近くにあり、バリンダロッホ駅も遠くありません。このバリンダロッホ駅とクラガンモア蒸留所の間には線路がひかれており、蒸留所としては国内で初めて自家用の側線を保有したとして話題になりました。材料や樽詰めしたばかりのウイスキーをすぐに運び出せるので、やがてこの方式がスペイサイドではビジネスモデルともなりました。
クラガンモア蒸留所は、スコットランド内で最も多くの蒸留所が集まる、スペイ川周辺に広がるスペイサイドに位置しており、創業以来、当時と同じ設備ほぼ同じ手法によって製造を続けています。なお、ジョージ・スミスは密造から足を洗い富を得たため、密造時代からの仲間から命を狙われ、常に護身用の拳銃2丁を持ち歩いていたと言うエピソードがあります。なお、ディアジオ社によるスコットランド各地の上質なモルトウイスキーを紹介する「クラッシック・モルト」シリーズを立ち上げたときに選択がとても困難だったそうですが、最終的にクラガンモアが選ばれたそうです。
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