生産情報 | 地域 | イギリス,オランダ,ドイツ,東アジア,その他 |
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生産国 | イギリス,オランダ,ドイツ,日本,その他 | |
地方 | ||
地区 | ||
メーカー | ||
原材料 | トウモロコシ,大麦,麦芽 |
ジンは大麦、ライ麦、ジャガイモなどの穀物を原料とした蒸留酒で、ヒノキ科のセイヨウネズを用いて独特の香りをつけているのが特徴です。原産地や細かな風味の違いにより、『ドライジン』『ジェネヴァ』『シュタインヘーガー』などの種類が存在します。西ヨーロッパでは古くから知られていますが、もともとは雑味や苦味が多く、それを抑えるために砂糖を加えて作られた『オールド・トム・ジン』はドライジンよりも歴史があり、カクテルの『トム・コリンズ』のベースとなっています。
このように、ジンにはストレートやオンザロックで飲む以外に、カクテルのベースとしても楽しめるという特徴があります。
16世紀ごろ、利尿作用があるとされるセイヨウネズ(ジェニパーベリー)を用いた薬として飲まれるために、オランダのフランシスクル・シルヴィウス医師が広めたお酒だったと言う説があります。蒸留がはじめられた当初は、モルトウイスキーの蒸留などに使われる「ポットスチル」と呼ばれる単式蒸留釜で作られていたため、雑味が多くありました。しかし、すっきりとしたセイヨウネズ(ジェニパーベリー)の香りはオランダ国民の多くから愛されることとなりました。
17世紀中頃、イギリスではウィリアム3世が迎えイギリス国王として迎えられました。オランダ貴族であったウィリアム3世はイギリスにジンを持ち込み、それはロンドンでもたいへん流行しました。
このとき、オランダで呼ばれていたイェネーフル(Genever)の名前が、英語でジュニエーヴル(genievre)となり、それが縮まって「ジン(Gin)」という名称が定着しました。
さらに19世紀半ばになると、連続式蒸留器の普及により、限りなく雑味や不純物の無いスピリッツの製造が可能となり、ジンの蒸留にも大きく影響しました。
イギリスの画家であるウィリアム・ホガースの作品に、「ビール街とジン横丁」という版画があります。19世紀以前、低価格にしてアルコールの強いジンは「労働者の酒」「不道徳な酒」など不健全なイメージがまとわりついていました。この事から、清潔で明るい「ビール街」と不潔ですさんだ「ジン横丁」を対比させた作品ができました。
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