生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | スペイサイド | |
村 | マリシャー | |
作り手 | リンクウッド蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
仕込みの水は、ミルビュイズ湖の近くの泉の水が使用されています。味は軽く華やかな香りでまろやかで飲みやすく、昔から入手出来る最上のモルトの一つと言われてきました。しかし、現在のリンクウッドは製造したお酒の内99%はブレンドウィスキー用に使用されており、シングルモルトとして出回るのは極少量で入手困難です。リンクウッド蒸溜所の敷地内には、白鳥が飛来する美しい湖が有る事でも有名で、スペイサイドのマレイ州にある町、エルギンから2キロ程南下したロッシー川の河畔にあるとても美しく絵になる蒸溜所です。リンクウッドは、1821年に土地の名家ブラウン家のピーター・ブラウンが創業しました。創業当事から高い計画性を持ち、ほとんど自給自足で生産を行ってきました。1933年まではそのまま独立経営が続けられましたが、同年にDCLに買収されその傘下に収まっています。同蒸留所は、第二次世界大戦中は閉鎖されていましたが、1945年にロデリック・マッケンジー氏により再開されました。1960年には新たに蒸留器を4基増やし、6基に増強しました。新しい蒸留器は別館に置かれましたが、二つの蒸留室は現在も稼働中です。DCLが立ち上げた「アスコット・モルト・セラー・シリーズ」にも入ったことがあるリンクウッド。しかし、現在はクラガンモアにその座を譲っています。
蒸留所の名前は、シーフィールド領に建っていた荘園屋敷のリンクウッド・ハウスに因んで名づけられました。
蒸留所の周囲には原料となる大麦畑が広がっており、蒸留後の穀物の残骸を餌とする牛も飼われていました。
当事の建物はブラウンの息子ウィリアムが取り壊しましたが、1870年代に建てられた新たな蒸留所が今でも稼動を続けています。1933年にDCLが買収した際、多くのブレンドで仕上げ用の原酒として使用されており、高評価だったことから、DCLは買収するのにおよそ8万ポンドという破格の金額を支払ったと言うエピソードが残っています。現在の価値で換算すると430万ポンドになります。
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