秀撰 蓬莱泉 について

『蓬莱泉』は愛知県に所在する関谷酒造で造られ、愛知県内で抜群の人気を誇る、稀少な日本酒です。
現在、関谷醸造では、七代目関谷健さんが蔵元であり、近年「米は手作りで！」という蔵元も多い中、関根さんは日本酒作りに積極的に機械導入をすることにより、「お酒の品質完全管理」に大変力を入れていることでも有名です。「酒造り」に必要なものは３つあるとのこと。１つ目は「設計図をきちんと作ること」。これはお酒造りをする上で、どんなシチュエーションで飲んでもらうのか？どんな味わいにするのか？などといった、『蓬莱泉』をお召しになるお客様の背景やシチュエーションからまず設定し、その味わいやコンセプトを表現するためのお酒造りの工程を設計します。こういったプロデュースするという姿勢から作り出されたお酒は、必ずや頂く際の、最高の演出を手がける逸品アイテムになるに違いないと言っても過言ではありません。酒は「出来る」ものでなく「造る」ものだと蔵元は称しています。2つ目は「丁寧かつ正確な作業を行うこと」。『蓬莱泉』を作る上で、全ての工程に目配りすることは並大抵のことではありません。よって、当酒造は機械化やコンピューターを使った温度管理を導入しています。これは、人は常に一定ではなく、また自然も一定ではありません。そういった様々な要因に左右されない酒造りのために、機械化は必要不可欠だと考えています。機械は純米大吟醸であろうと本醸造であろうと手を抜かないので、品質管理を完全徹底させることが出来、常に安定のある極上な日本酒が生み出せるのです。3つ目は「蔵人のチームワークの高さ」。「和は良酒を醸し、良酒は和を醸す」酒造りの世界にはこういった意味を表す「和醸良酒（わじょうりょうしゅ）」という言葉があります。つまり、蔵人の最高なチームワークが良い酒を造るという意味があります。