生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | キンタイア半島 | |
村 | キャンベルタウン | |
作り手 | スプリングバンク蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
変則的な2回半蒸留で造られ、潮っぽい味をうまくシェリーの風味でくるむスタイルは独特で、キャンベルタウン・モルトの牙城を守り、ピートを強く炊き込んだロングロウや3回蒸留のヘイゼルバーンもスプリングの手によるもので、その意識の強さをうかがわせる存在感があります。創業以来、すべての麦芽は自家製麦を行い、初留釜は石炭での直焚き、今では珍しい自社でのボトリングという最終工程までの全てを蒸留所内でまかなっています。
スプリングバンク蒸留所は、1828年に創業されました。スコットランド西岸のキンタイア半島先端のキャンベルダウンという小さな町にあります。かつては30以上もの蒸留所があったというこの町で、いまや唯一安定的に稼動しているのがスプリングバンクです。スプリングバンク蒸留所が現在まで操業できたのは、事業者はリード家から婚姻で結ばれたミッチェル家に移ったものの、事業を丁寧かつ堅実に引き継いできたからこそ出来たものだと思われます。
スプリングバンクの仕込み水はクロスヒル湖の水を使用しています。高度1155フィートの山の北斜面から輪出ている源泉からの水です。アメリカが禁酒法施工以前、キャンベルタウンはウイスキーの街としてとても栄えていました。本島からキンタイア半島の南端にあるキャンベルタウンは、陸路こそ交通が不便ですが、船を利用することで難なく流通することが出来ました。ウイスキー業界が大ブームの時代は国内で第2位の生産量を誇っていました。しかし、大きなマーケットであったアメリカに禁酒法政策がとられると、輸出事業は衰退の一途をたどりました。需要は生産量1位であったスペイサイドに求められるようになり、キャンベルタウンはあっという間にその座から転落し、蒸留所は次々に閉鎖されていきました。
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