生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
---|---|---|
生産国 | イギリス | |
地方 | スコットランド | |
地区 | スペイサイド | |
村 | ダフタウン | |
作り手 | モートラック蒸留所 | |
原材料 | 大麦,酵母 |
特徴は蒸留工程が非常に複雑で、3回蒸留のモルトが一定の割合含まれています。コクがあり豊かな味わいで、かすかなスモーキーさの中に華やかさとフルーティーな香りが特徴。スペイサイドモルトの良いところをすべて兼ね備えた、優秀なシングルモルトです。ダフタウンに7つある蒸留所の中で最も古く、1823年に地元の農夫3人が共同で創業。蒸留所は町のはずれ、ダラン川とフィディック川が合流する地点に建てられました。モートラックとは、ゲール語で「椀状のくぼ地」の意味を持ちます。現在の仕込み水は、コンバルヒルの丘の上にあるジョックス・ウェルという泉から引いていますが、元々は密造者たちがこの地で密造をし、その時に利用していたのはモートラックの敷地内にあるハイランド・ジョンの泉と呼ばれる井戸水でした。ウイスキーブームが来るよりかなり前の1823年、ジェームズ・フィンドレーターがスペイサイドに初の合法蒸留所であるモートラックを設立しました。その後19世紀終わりころにはダフタウンの蒸留所の数は6箇所に増えました。
モートラックの所有者は何回か変わりました。スコットランドの自由教会の集会所として使われていた時期や、醸造所になったこともありました。1897年に蒸留器の数が6基に増やされ、ハイランド地方の蒸留所としては最大の大きさを誇っています。1925年に現在のディアジオ社に買収され、その傘下に入り、ジョニー・ウォーカーを筆頭とするDCLブレンドの原酒になるようになりました。
蒸留所内に6基ある蒸留器は、複雑かつ個性的に使用されており、スピリッツの5分の1だけを「ウィー・ウィッチ」と呼ばれる中型のスチルで3回蒸留しています。これの工程によりより深みとこくを生み出し、さらにスピリッツを屋外に設置してある伝統的なワームタブで冷やし、芳醇なウイスキーを生み出しています。
ブレンダーの間では高い評価がされているモートラックは、シングルモルトとして販売されているモルトの数量は多くありません。一般に良く知られている16年ものや、限定販売されるレアモルト、そしてインディペンデントボトルのものが数点あるのみとなっています。
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