生産情報 | 地域 | 西ヨーロッパ |
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生産国 | イタリア | |
地方 | ピエモンテ | |
地区 | ||
メーカー | ロマーノ・レヴィ |
グラッパはイタリアで作られた蒸留酒でブランデーの一種です。EUの法律で定められています。ブドウの絞り粕をもとに製造するため、「かすとりブランデー」といわれており、フランスのマール(Eau-de-vie de marc)などもこれに含まれますが、長期の樽熟成を経てから製品化される点がグラッパとは異なります。ただし、多くのグラッパは樽熟成を行いませんが、中には樽熟成させるものもあります。
グラッパが有名な街はヴェネツィアの北西にあるバッサーノ・デル・グラッパです。グラッパで町興しをしており、グラッパの博物館もあります。日本ではまだまだ認知度が低いのですが、徐々にイタリア料理店などで取り扱いが増えてきました。
グラッパの始まりについては多数説があります。蒸留技術時代は紀元前4000年ごろには古代のエジプトで、紀元前3500年ころにはメソポタミアですでに存在していたと言われていますが決定付けるものはありません。ギリシャの哲学者であったアリストテレスが紀元前4世紀に海水から真水を蒸留したという記述は残されています。
イタリアの蒸留技術は13世紀にタッデオ・デリ・アルデロッティ博士と、フランスのアルノード・ド・ヴィルヌーヴ博士、スペインのレイモンド・ルーリュ博士が開発しました。ワインから薬となる成分を取り出し、「生命の水」と記したそうです。
ワインは貴族等の上流階級しか飲むことが出来ない飲み物だったため、庶民がワインを造った後の搾りかすに水を加えたものを造り飲むようになったのが「グラッパ」の始まりと言われています。
最初のころは蒸留技術なども無いに等しかったため、現在のように美味しいものではありませんでした。また、長い間知られず、誰がいつ作り始めたのかも不明なお酒です。
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