生産情報 | 地域 | 東アジア |
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生産国 | 日本 | |
国内地域 | 九州 | |
地方 | 鹿児島 | |
メーカー | 萬膳酒造 | |
原材料 | さつまいも |
「萬膳」は、甕仕込・生樽蒸留といった伝統の技に加え、手作りの黒麹で仕込まれた味わいは絶品です。華やかな甘み・香ばしいと柔らかな口当たりが高い次元で同居され、口に含むと若干アルコールの刺激を感じられますが、全体が一つの風味として成立しています。お奨めの飲み方はロックという声も多いです。
高い次元の味わいをできるだけ壊さないように飲める焼酎「萬膳」。焼酎「真鶴」と同様、万膳酒造より造られています。代表の万膳利弘氏が霧島町の山中で昔ながらの製法にこだわって焼酎造りに挑んでいます。蒸留機も木製の樽を特別に仕立てており、霧島山系の軟らかな水が味を引き立てます。「復刻するなら昔ながらの製法で」こうして自然通気による手作り麹に始まり、一次・二次もろみは甕壺で仕込まれ、蒸留機も木だると錫(すず)製の冷却蛇管に。木だるや錫製蛇管の技術者も数えるほどしかいませんでしたが、こうした匠の技も杜氏の腕と同様、焼酎文化を残そうと支えてきた思いからでしょう。そうして「萬膳」は噂が噂を呼んで、僅か2年弱の間に県内では極めて入手困難な幻の焼酎と化してしまいます。(1999年12月、南日本新聞社の資料より)万膳酒造は先代が亡くなられた影響により、長く閉鎖されていましたが、4代目社長万膳利弘氏が叔父に当たる杜氏歴58年の宿里利幸氏と共に、平成11年末に霧島山中深く渓流手篭川(てこがわ)の辺りに小さな蔵を新造し再興しました。蔵の設計から2人で行い地元産のこだわり厳選材料を使い、手造り・甕仕込み・木桶蒸留機などの全てに良いものへのこだわりを凝縮した蔵で、訪れた方が必ず満足する大変素晴らしい蔵です。
万膳酒造は1922(大正11)年に創業されました。万膳氏の父が、三十年前に急死して焼酎製造は途絶え、販売だけが行われてきました。酒造りの復活については「息子の代にでもできれば」と漠然と考える程度だったようですが、その思いを息子の素朴な一言が揺るがしました。豪雨災害後の、甲突川五石橋が解体される様子をテレビで見ていた当時小学二年の息子がつぶやきました。「お父さん、歴史って守るものじゃないの。」この一言で万膳氏はおじにあたる川辺郡笠沙町の黒瀬杜氏、宿里利幸氏に相談し、宿里氏も「杜氏の技術を後世に伝えたい」と技術指導を喜んで引き受けられたとのことです。
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