ワインに合ったワイングラス選び
ワインの味はグラスの形で大きく変わります。舌には、甘い、辛い、酸っぱい、苦い、の4つを感じる場所が異なり、ワインが舌に触れたとき、舌のどこに最初にワインが触れるか考えられてグラスの形で設計されています。グラスを傾けたとき、ワインがどのくらいの幅で口中に流れ込むかがポイントです。
~ 軽めの白ワイン向き ~
①キャンティ
軽めの赤ワインやさっぱりとした白ワインなどに向いています。ワインは舌先に導かれ舌の中央を細く流れるので、果実味と酸味のバランスの整った味わいを楽しめます。世界的な試飲会でも使用されるグラスです。
対応ワイン:ライトな赤ワインと白ワイン
~ コクのある白ワイン向き ~
②モンラッシュ
モンラッシュグラスはボウルが大きく、口も広いため、香りを引き出すのに有効です。口に入れた後も時間をかけて広がります。ボリュームのある香りと果実味、そして柔らかい酸味をもつ白ワインに最適です。
対応ワイン:コクのある白ワイン
~ 酸味の豊かな赤ワイン向き ~
③ブルゴーニュ型
ブルゴーニュに適したグラスで、ボルドーグラスに比べてワインが空気に触れる面積を大きくし、香りを引き出しやすくしています。酸味が強く、渋みは中程度、複雑な香りの赤ワインに最適です。ワインが舌先に導かれることで、強い酸味と果実味とのバランスを整えます。
対応ワイン:酸が特徴のライト~ミディアムボディの赤ワイン
~ 渋みの豊かな赤ワイン向き ~
④ボルドー型
チューリップ型で香りを逃がしにくいのが特徴です。また、ワインが広い幅で流れ込むため、舌の酸味を感じる部分に触れます。酸味が控えめなフルボディで厚みのある、渋みの強い赤ワインに適しています。
対応ワイン:タンニンがしっかりしたフルボディの赤ワイン
~ シャンパングラス ~
⑤フルート型
宴会やパーティーでの乾杯用としても使用されるシャンパングラスです。容量が少ないため、短時間でシャンパンを注ぐのに適しています。また、炭酸ガスの揮発を防ぐために口径が狭くなっているのも特徴です。