ワイングラスの部位を理解して味わう
ワインはワイングラスのことを知っているかどうかでワインの味わいが大きく変わるといっても過言ではありません。
好きなワインとそれに適したワイングラスを選べるようにここではワイングラスの名称と機能を押さえておきましょう。
A)リム/舌で感じる味覚に影響
舌は部分によって感じる味覚の担当が異なります。舌の先のほうでは甘味と苦みに敏感で、舌の両脇は酸味に敏感です。したがって広口か細口かでワインの味が変わります。
B)ボウル(本体)/ワインの香りに影響
ボウルの高さと広さ、カーブの具合によってワインの香りが変わります。また、
ブドウの品種により、ワインの香りや味覚成分に違いがあるため、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを使ったボルドーワイン用ではやや縦に長く、ピノ・ノワールによるブルゴーニュワイン用は丸い形になっています。
C)ステム(脚)/グラスを持つ部分
ボウルを持ってしまうと手の温度がワインに影響を与えると言われてきました。そのため日本ではステムを持つのがテーブルマナーとされていますが、国際的なマナーではボウルを持つとされています。
D)プレート(台)/グラスを支える部分
テイスティングのとき、ここを持って香りを嗅ぐことがあります。